北紀行 ー 2 宮古
さて、いよいよ、宮古入りです
わ〜い、Pさん
Nさんからのプレゼント、ちゃんと届けたよ。
「あら〜、わたし用だわ ありがとね〜 」
ご注文の品も届けたよー
Pさんが会社のあったところに案内してくださいました。
ぐにゃぐにゃに曲がった入り口のレール
岸壁から100mほどのところにあった社屋の跡は土台だけ・・・
お父様は、従業員を逃がしたあと、瓦礫の中で命を亡くされたんです。
こころよりご冥福をお祈りします。
「あの造船所の屋根を越えて、船が飛んで来たのよ」
実際に目の当たりにするのがちょっと怖かったけど、
来て、見て、・・・よかった。
この現実の凄まじさを肌で感じました。
そして、地震から4ヶ月、ここの方々はもうしっかり前を向いて
歩いています。
Pさんは、「よかった、誰かに自分の目で見てほしかった」と
言ってくださいました。
Pさんの会社がつくっている「ケーソン」
津波にもめげず、しっかりと踏ん張っていた
人々は向こうの高台に逃げて助かった
岬をめぐるバスがもう走っている
津波の爪痕・・・
「がんばろう 鍬ヶ崎」の文字が・・・向こうは海
いまだに海岸付近の信号機は点いていない
牙を剥いた海、いまは穏やかな・・・海
仮設住宅も雨の中
Pさんが、新しい社屋に案内して下さった
もうすぐ、きーたんに会えるね
「きーたん、会いたかったのよ〜 元気だった 」
「俺だって会いたかったよー 」
「あのね、僕だって心配してたんだよー」
被災後すぐに建てられた仮設の社屋
手前の黄色いのが特製の「きーたんハウス」、
屋根の上には「きーたんプール」
瓦礫の中からほとんど無傷で会社の看板が見つかった
ここ、僕んちの会社だよ。いいでしょ!
そこここにお父様の後押しを感じるという Pさん、
くじけずに復興に一歩を踏み出している Pさんと仲間達、
その力強さ、逞しさ、笑顔・・・
今、この場所に立ってみて、改めて心からの尊敬でいっぱいです。
きーたん、明日はゆっくり一緒に遊べるよ
そろそろ、今夜の宿の安比へ向わねば・・・
このあたりには原木を満載したトラックがたくさん走っています。
珍しい4WDのボンネットトラックもいました。前が撮れなくて残念〜
盛岡まで、川と単線と道路が一緒に走っています。
風情のある鉄橋・・・雨でぼやけちゃったけど。
テレビで今日で自衛隊が撤退するって言ってたっけ・・・
八戸の自衛隊が大挙して走っていました。
自衛隊さん、ご苦労様。戦争の練習より災害救助の練習してね。
最後の休憩を八幡平SAで。
南部富士がみられなくてざんねん〜〜
ようやく安比に着いたら7:30でした。
Pさん、きーたん、会えて嬉しかった〜
次回は、きーたんの笑顔をたっぷりお届けします
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